10月２８日（木）〜３１日（日）まで、福井県鯖江市の「鯖江文化の館」にて『むすぶデザイン』をテーマに展覧会と講演会を開催しました。
（主催：財団法人ふくい産業支援センター）

001002003004

今回の展覧会では、１０年以上かかわってきた地場産系のプロダクトデザインに絞って作品を展示しました。「むすぶデザイン」をタイトルにした理由は、これまでのデザインを振り返った時に、私が目指していたのは、人と人、地域と地域、デジタルとアナログ、過去と未来などを結びつけることだったのではないかと思ったからです。

現在、主たる地場産業振興プロジェクトは、県や市町村などの地域単位で行われています。その際、プロダクトの生産に必要な人や材料を、極力それらの地域内で調達しなければならないという条件があります。地域の税金を使って行われることが多い地場産業振興プロジェクトでは、こういった条件が付くことは致し方ないことかもしれませんが、ものづくりという観点から見ると、あまりにも不自然です。これからも地域や時代といった枠を超えて、良いものづくりのために適した結びつきを考えていきたいと思っています。
印刷用表示 |テキストサイズ　小 |中 |大 |